今年に入ってから殊更所謂「オイル(老いる)ショック」にあれこれ見舞われてきた私でしたので、恐る恐る先生のご講座の受講希望を申し上げたのでしたが、それがアッと思う間に実現の運びと相成り、私も私なりに、わが生涯最後の講習受講となるであろうこの機会を渾身の努力で受け止めたいと念じての参加でございました。
先生に大変なお心遣いを戴いた二日間のご講義がどれ程自分のものになったかにつきましてですが、私の尊敬する知人に、「我が人生の晩年を飾る願っても無い素晴らしい体験報告」として受講の感激を伝えた時、その一例として挙げた足利幕府の15代に亘る将軍名を、何も見ずに初代から15代まで、直ぐに逆順でも、よどみなく私は唱えて見せることが出来、聞いている知人はもちろんの事、唱えている私自身がびっくり仰天致しました。イメージを簡単に湧かすことが不得意な私でも、一度イメージ化出来ればこんなにまで簡単に記憶にとどめることが出来るのだと改めて実感した次第でございました。万華鏡よろしく多彩なイメージをいつでも湧かすことのできる若い人達の記憶に関する力量が、先生のご講習受講でどれ程までに高まったか、わかるような気が致しました。
これから、先生のご講義の復習にもう一度改めて打ち込み、小学生の二人の可愛い孫にもその親たちにも、記憶は頭の良し悪しではなく「技術」そのものであり、何よりも大事なのは「記憶できるという自信」と「燃える決意」を持つことだと教えてやるつもりです。
こんなにも素晴らしい、生まれて初めての体験を頂き、生きた喜びに浸らせて頂きましたこと、心から心から御礼を申し上げます。